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【介護士のストレス】原因と解消法を現場目線で解説

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介護は楽しいけど心が重い…これってストレスなのかな。どうすれば楽になれるんだろう

介護の仕事をしていると「なんだか疲れが取れない」「仕事に行くのが億劫になってきた」「以前より笑えなくなった気がする」そんな感覚を覚えることはありませんか?

それ、ストレスのサインかもしれません。

介護士は心と体の両方を使う仕事です。毎日仕事と向き合っていると、介護は好きでもストレスを感じてしまいます。ストレスを放置し続けると、心と体はどんどん消耗していきます。

そんなストレスが原因で介護の仕事を辞めてしまわないために、介護士がストレスを感じやすい5つの原因と、今日から実践できる5つの解消法を、現場目線でわかりやすくご紹介します。

「ストレスがたまってきているかも」と思っている方にこそ、読んでいただきたい内容です。

この記事を読んでわかること

  • ストレスを感じている原因がわかる
  • ストレスに対しての解消法がわかる

介護福祉士10年|2児の父 現在も介護施設に介護士として活動中。これまで有料老人ホーム、特別養護老人ホーム、介護老人保健施設、訪問介護士を経験しておりユニットリーダーとしても働いておりました。業務に追われ、余裕なく働いている人達が多く、ポジティブに働けている私の考え方ややり方を共有したいとブログを開設。1人でもポジティブに働ける人が増えて欲しいと思っております。

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【まず知っておきたい】ストレスを感じているサイン

ストレスは気づかないうちに積み重なるため、自分の体でも気づかない可能性があります。

次のような変化が続いているなら、ストレスが溜まっているサインかもしれません。

ストレスのたまっているサイン

  • 仕事のことを考えると気分が重くなる
  • 眠れない・眠りが浅い・寝ても疲れが取れない
  • 食欲がない、または食べすぎてしまう
  • 小さなことでイライラしやすくなった
  • 以前は楽しかったことが楽しく感じられなくなった
  • 出勤前に体の不調(頭痛・胃痛・吐き気)が出る

一つでも当てはまるなら、「今の自分はしんどい状態にある」ということを認めることが大切です。ストレスを感じること自体は、決して恥ずかしいことではありません。大事なのは、サインに気づき、適切に対処することです。

介護士がストレスを感じる5つの原因

介護士がストレスを感じる原因として5つ上げたいと思います。1つでも当てはまる場合は少なからずストレスを感じている状態だと気づくことが必要です。

原因① 人間関係のつらさ

介護職の離職理由の第1位になるほど、人間関係のストレスは介護現場で最も多い悩みのひとつです。

介護の現場は、介護士・看護師・リハビリ専門家など、異なる職種が同じチームで働くため仕事への考え方や価値観がぶつかり合いやすい環境です。

具体的には、次のようなトラブルが多く見られます。

  • 先輩からの理不尽な叱り方やきつい言葉
  • 特定の人だけに業務が集中する不公平感
  • スタッフ同士の派閥や陰口
  • 利用者様のご家族からの過度な要求や批判

人間関係のトラブルは、職場環境や業界の構造的な問題が大きく影響しています。自分がいくら気をつけていたとしても、トラブルは起きてしまうものです。

💡「人間関係のストレスをもっと詳しく知りたい」という方は、こちらの記事もあわせてどうぞ。

【介護の人間関係に悩んでいるあなたへ】ポジティブに乗り越えるための工夫
介護士職場の人間関係がしんどい…介護の仕事は好きなのに、人間関係のせいで嫌になってきた介護の仕事を続けていく中で、「人間関係」の悩みを一度も持ったことがないという方は、ほとんどいないのではないでしょうか。実は、介護職の離職理由の第1位は「職…

原因② 身体的な負担が大きい

介護の仕事は体を使う場面がとても多く、蓄積された体の疲れがストレスの大きな原因になっています。

移乗介助・入浴介助・排せつ介助など、毎日のように体に負担をかけて介護士は仕事しています。特に腰への負担は深刻で、職業病とも言われるほど腰痛に悩んでいる人は多いです。体が痛いまま仕事をしなければならない状況は、それだけで大きなストレスになります。

また、シフト制の仕事により「体内時計の乱れ」「睡眠不足」と、体と心は疲弊していきます。「体がしんどいのに休めない」という状況が続くことで、気力まで削られていきます。

体のサインに正直に向き合い、適切なケアをすることで、長く元気に働き続けることが可能です。

原因③ 慢性的な人手不足

人手が足りない中で回し続ける毎日は、身体的、精神的なプレッシャーを生み出す大きなストレス源です。

介護業界は、慢性的な人材不足が続いています。そのため、一人が担当する利用者様の数が増え、休憩もしっかり取れない時もあります。余裕がない状態では、ちょっとしたミスが起きやすくなり、ミスへの自己嫌悪がさらにストレスを重ねるという悪循環に陥りがちです。

また、体調が悪くても「休んだら現場が回らないよな」と休みにくい職場の雰囲気ができあがってしまうことも少なくありません。

人手不足は個人の力で解決できる問題ではありませんが、その状況の中でいかに自分を守るかを意識することが、ストレスと上手に付き合うための大切な視点です。

原因④ 給料が仕事量に見合っていないと感じる

仕事量に対して給料が見合っていないという感覚は、モチベーションを下げ、じわじわとストレスに変わっていきます。

利用者様の命に関わる責任ある仕事をしながら、介護職の給料がそこまで高くない問題は、長年にわたって指摘されてきた課題です。、給料が思うように上がらない現状に、「なんのために頑張っているんだろう」と虚しさを感じる方は少なくありません。

特に次のような状況は、ストレスを大きくしやすいです。

  • 何年働いても昇給がほとんどない
  • 夜勤や残業をこなしても手当が少ない
  • 他の職種の友人と収入を比べて落ち込む

給料への不満は、働く意欲と直結しています。「頑張りが正当に評価されている」という実感が持てるかどうかが、ストレスの量を大きく左右するのです。

原因⑤ 施設の運営方針が自分の介護観と合わない

「利用者様のためにこうしたい」という気持ちと、施設の方針や上司の指示が合わないときの葛藤は、じわじわと心を消耗させるストレスになります。

介護士として経験を積むほど、「こういうケアをしたい」という自分なりの介護観が育っていきます。しかし、施設の方針や業務効率優先の指示がそれと食い違うとき、「本当にこれでいいのか」という葛藤が生まれます。

たとえば、次のような場面です。

  • 「もっとゆっくり時間をかけてケアしたいのに、時間がなくて難しい」
  • 「利用者様が望んでいることと、施設のルールが合わない」
  • 「上司のやり方に疑問を感じているのに、意見が言えない雰囲気がある」

こうした葛藤を抱えながら働き続けることは、心に大きな負荷をかけます。

自分の介護への想いに共感してくれる環境かどうかは、長く続けていく上でとても重要な条件です。

介護士のストレス解消法5選

ここからは、今日から実践できるストレス解消法をご紹介します。自分に合うものを一つだけ選んで始めるだけで5つの原因を和らげることができます。

解消法① 体を動かす

運動はストレスホルモンを減らし、気持ちをリセットする効果が科学的にも証明されている、最もシンプルで効果的なストレス解消法です。

「運動する元気もない…」という方の気持ちはよくわかります。ただ、激しい運動をする必要はまったくありません。次のような軽い運動でも、気持ちはぐっとラクになります。

  • 近所を15〜20分ぶらぶら歩く
  • ストレッチや軽いヨガを寝る前に取り入れる
  • 好きな音楽をかけながら部屋で体を動かす
  • 自転車で少し遠くまで出かける

体を動かすことで、脳の中に「気持ちを安定させる物質」が分泌されます。特に「少しだけ早足で歩く」だけでも、終わった後にじんわりとした爽快感を感じられるはずです。

解消法② 感情を外に吐き出す

ため込んだ感情を吐き出すことは、心の圧力を下げる最も直接的な方法です。

「みんな大変だから」「あなただけじゃ無いから」と介護の現場では弱音を吐きにくい環境のところも珍しくありません。しかし、感情を外に出すことで初めて、心が少し軽くなります。無理に溜め込まず次の方法を試してみませんか。

  • 信頼できる友人・家族に「最近しんどいんだよね」と話す
  • ノートや日記に、今感じていることを書き出す
  • 誰も見ていない場所で、声に出して気持ちを言葉にする
  • カラオケで思い切り歌う

大切なのは、正しく話す必要はないということです。うまく言葉にできなくても、「なんかつらい」「しんどい」それだけで十分です。自分の中の感情を吐き出すことで、頭の中の整理が自然とできていきます。

解消法③ 仕事以外の「好きなこと」を持つ

仕事以外に「自分だけの楽しい時間」を持つことで、仕事のストレスを小さくすることができます。

難しく考えなくて大丈夫です。「これが好きなことです」と言えるようなものでなくても、自分が楽しいと感じることであれば何でも構いません。

  • 好きなドラマや映画を見る
  • 料理や菓子作りをする
  • 植物を育てる
  • 読書・マンガ・ゲーム
  • お気に入りのカフェに一人で行く

「休みの日も仕事のことが頭から離れない」という方は、まず「仕事のことを考えない時間を意識的に作る」ことから始めてみてください。好きなことに集中している間は、自然と仕事のことを忘れられます。その時間が、心の充電タイムになっていきます。

解消法④ 掃除・部屋を整える

身の回りの環境を整えることは、頭の中と心の中も整理される感覚を生み出す、手軽で効果的なストレス解消法です。

「掃除でストレスが解消されるの?」と思われるかもしれませんが、これは多くの人が実感している方法のひとつです。散らかった部屋にいると、無意識のうちに気持ちがざわついたり、焦りを感じやすくなります。逆に、部屋がすっきり片付いていると、気持ちも落ち着いてくるのです。

特に次の場所から始めると効果を感じやすいです。

  • 自分の部屋の机周り・デスク周りを片付ける
  • 洗面台・キッチンを磨く
  • 着ない服・使わないものを捨てる
  • 部屋に好きな香りをプラスする(アロマなど)

仕事終わりで疲れ切っている中やるのは大変です。1回で全てを終わらせるのではなく「5分だけやる」「机の上だけ綺麗にする」と少しずつやってみましょう。掃除が終わった後のすっきり感は、達成感とともに気持ちをリセットしてくれます。

解消法⑤ 資格を取る・学ぶ

新しい知識や資格の取得は、自分の成長を実感できる体験となり、仕事への自信とやりがいを取り戻すきっかけになります。

「なんとなく仕事がつまらなくなってきた」「成長している実感がない」という状態になると、将来への不安からストレスの原因になっている場合もあります。そんな時は、学びを始めることで状況が大きく変わることがあります。

介護士として取得を目指しやすい資格には、次のようなものを取ってみるのはいかがでしょうか

  • 介護福祉士:国家資格であり、キャリアアップと給料アップに直結しやすい
  • 実務者研修:介護福祉士受験に必要で、より深い介護の知識が身につく
  • 福祉用具専門相談員:福祉用具に関する専門知識を持つ資格
  • ケアマネージャー(介護支援専門員):5年以上の実務経験後に受験できる上位資格

資格の勉強は、休日の過ごし方にも目標と充実感をもたらしてくれます。「この資格を取れば、次はこんな仕事ができる」という将来の見通しが持てると、今の職場での踏ん張り方も変わってきます。

ストレスが限界のときは、一人で抱え込まないで

何を試しても改善しない場合は、専門家や転職という選択肢も視野に入れることが大切です。

自分なりの解消法や紹介した解消法を試しても、どうしても気持ちが回復しない場合があります。そんなときは、次のことを考えてみてください。

  • 医療機関に相談する 「心が疲れた」という感覚が続くなら、専門家に話を聞いてもらうことが回復の近道です
  • 職場の環境を変える 上司への相談や部署異動の申し出で、状況が改善するケースもあります
  • 転職を検討する どれだけ努力しても環境が変わらないなら、職場そのものを変えることが最善の選択になる場合もあります

「ストレスは甘え」ではなく立派な病気の1つです。「もっと頑張れば乗り越えられる」という思い込みが、心と体をさらに追い詰めることがあります。限界を認めて助けを呼ぶことは逃げではなく自分を守る大切な行動です。

💡「転職を考え始めた」という方はこちらも参考にしてみてください。

【転職のスケジュール】介護の転職、みんなはどのくらい時間をかけてる?
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まとめ:ストレスと上手に付き合えれば、介護の仕事はもっと楽しくなる

今回ご紹介した内容を振り返ると、次のようになります。

ストレスの5つの原因

  1. 人間関係のつらさ
  2. 身体的な負担の大きさ
  3. 慢性的な人手不足
  4. 給料が仕事量に見合っていないと感じる
  5. 施設の運営方針と自分の介護観が合わない

ストレスの5つの解消法

  1. 体を動かす
  2. 感情を外に吐き出す
  3. 仕事以外の「好きなこと」を持つ
  4. 掃除・部屋を整える
  5. 資格を取る・学ぶ

ストレスをゼロにすることは無理です。しかし、ストレスと上手に付き合う方法を知っておくことで、限りなくゼロに近づき、心と体の余裕は確実に増えていきます。

一生懸命に働いていること、利用者様のために頑張っていること、それは間違いなく素晴らしいことです。だからこそ、自分自身のことも同じくらい大切にしてほしいと思っています。

1つだけでも大丈夫です。試してみてください。小さな一歩が、必ず前向きな変化につながっていきます。

著者プロフィール

介護福祉士10年|2児の父 現在も介護施設に介護士として活動中。これまで有料老人ホーム、特別養護老人ホーム、介護老人保健施設、訪問介護士を経験しておりユニットリーダーとしても働いておりました。業務に追われ、余裕なく働いている人達が多く、ポジティブに働けている私の考え方ややり方を共有したいとブログを開設。1人でもポジティブに働ける人が増えて欲しいと思っております。

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